
こんにちは。はなです。
我が家は、小学生と保育園児がいる共働き夫婦です。
日々、あれもしなきゃこれもしなきゃと時間に追われるように過ごしています。
慌ただしい毎日ですが、仕事終わりに思いきって東京国立博物館で開催されていた大好きな鳥獣戯画の特別展に一人で行ってきました。
特別展は閉幕してしまったのですが、本当に素晴らしい展示だったので、行けなかった方に少しでも感動が伝わるように今日はその概要を記事にします。
また、記事を通じて、ママ・パパが一人時間を持とうかなと思っていただけたら嬉しいです。
特別展で販売されていたグッズがとてもかわいかったので、私が購入したグッズもあわせて紹介します。
- 東京国立博物館で開催された特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」の概要
- 特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」のショップで販売されていたグッズの例
- 子育て母が一人時間をもってよかった理由
特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」の概要

史上初!全4巻全場面、一挙公開!!
上の写真の看板にあるウサギのイラストを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
「鳥獣戯画」は、擬人化した動物たちや人々の営みを墨一色で描いた作品です。
「鳥獣戯画」といえば、「甲巻」が有名ですが、実は「乙巻」、「丙巻」、「丁巻」をあわせて全4巻あります。
全4巻の特徴は次の通りです。
甲巻 | 平安時代(12世紀) | ウサギ、サル、カエルなど様々な動物たちが擬人化されて描かれています。前半と後半ではタッチが異なり、別の人物によって描かれたと見られています。 |
乙巻 | 平安時代(12世紀) | 動物図鑑のような巻です。甲巻に登場していたような擬人化された動物はいません。牛、鷹などがリアルに描かれています。後半は、トラやゾウなど日本に生息しない動物や、麒麟や龍などの空想上の動物が描かれています。 |
丙巻 | 平安~鎌倉時代(12~13世紀) | 前半が人物戯画、後半が動物戯画です。人物戯画では、将棋や耳引き(耳に布でできた紐をひっかけて引っ張り合う勝負事のようです)で遊ぶ様子などが描かれています。 |
丁巻 | 鎌倉時代 (13世紀) | 人物主体の巻です。流鏑馬(やぶさめ)や法会(ほうえ。仏法に関連した集会のこと)の様子などが描かれています。 |

鳥獣戯画が4巻もあるのは知らなかった。
見どころはどこなの?

「甲巻」のコミカルでかわいらしい動物たちが、水に飛び込んだり、追いかけっこをしたりしている様子は夢中で楽しめました。
「丙巻」や「丁巻」に描かれる生き生きとした人物戯画もとても興味深かったです。

展示に「動く歩道」が使われたって聞いたけど、本当?

そうなんです!人気の「甲巻」は「動く歩道」の前に展示されました。
観覧者は歩道の上に立っているだけで、「甲巻」を順を追ってじっくり眺めることができます。画期的!!
断簡(だんかん)と模本(もほん)の展示
鳥獣戯画は完全な形で残っているのではなく、一部の場面が切り取られたり、順番が変わっています。
本体から切り取られた「断簡(だんかん)」は、掛け軸に仕立て直されて、愛され、大切にされていたようです。
今回の展示では、その「断簡」も展示されました。
本体から切り離して掛け軸にするほどの名場面。どれも見ごたえがありました。
また、鳥獣戯画をお手本に描いた「模本(もほん)」も展示されました。
模本には、現在の鳥獣戯画から失われた場面が描かれていたり、現在のものとは異なる順番であることから、元々の鳥獣戯画の姿を想像することができる貴重な資料です。
こちらも、とても見ごたえがありました。
明恵上人(みょうえしょうにん)に関する展示
鳥獣戯画が伝わる京都市の高山寺(こうさんじ)は、明恵上人(みょうえしょうにん)によって再興されて、多くの文化財が伝わっています。
明恵上人は、たくさんの人に愛されたお人柄だったようです。
明恵上人の等身大の木像は、穏やかな優しい表情でした。
明恵上人が大事にしたという子犬の像がかわいかった~。
特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」のショップで販売されていたグッズ

ショップでは、すみっコぐらしやミッフィーとのコラボ商品も販売されていました。
私が購入したのは下記の商品です。
めったに買えないものだし!と物欲が爆発しました。
グラス

「甲巻」のイラストが描かれたグラスが販売されていたので、即決で購入しました。
小ぶりなグラスで1個850円でした。

夫婦で使うように2個買ったのですが、かわいい上に、使ってみるとガラスのふちが厚めで口当たりがよかったので子どもたちの分も買えばよかった…と思っています。
クリアファイル

A4サイズのもの、三つ折りのもの、小ぶりなものなど、様々なクリアファイルが販売されていました。
私が買ったものは1つ、770円~330円ほどでした。
ちなみに私、写真の3点以外にもクリアファイルをいくつか購入しております。向こう10年は、クリアファイルは買わなくて済みそうです。
クリアファイルを買っている人は多かったですね。
缶入り飴

缶入り飴は800円でした。
缶の色は、写真の青色のほかに、赤、白、黄色があったと思います。
どの色もとても人気でした。
この飴は子どもたちへのお土産にしたのですが、空になったら、缶は私が使おうとたくらんでいます。
トートバック

トートバックは900円でした。
厚手のしっかりした生地です。
裏に赤色で高山寺のスタンプが描かれています。
スタンプ

スタンプは、いろいろなサイズやイラストがありました。
写真の扇子ウサギのスタンプは550円でした。
このスタンプより2周りほど大きなスタンプは900円でした。ちなみにこれも買いました。
マグネット

マグネットには、いろいろなサイズやイラストがありました。
写真のマグネットはどちらも550円でした。
左の烏帽子をかぶった扇子ネコがかわいくて、ひとめぼれでした。
右のウサギのマグネットは竹製なんだそうです。味がある質感がいいですよね。
子育て母が一人時間をもってよかった理由
鳥獣戯画のチケットを確保したものの、行く直前まで夫に家のことを任せて夕方以降に一人で出歩くことが、家族にとって負担になるのではないかと悩んでいました。
でも、大好きな鳥獣戯画全4巻をそろって見られる機会は一生に一度かもと思うと、この機会を逃したくないという気持ちが高まりました。
仕事終わりに、いそいそと電車に乗り込み上野へ!
音声ガイドに聴き入り、「鳥獣戯画」の展示に見入るうち、すっかり作品の世界に没頭し、日常から離れた時間をゆったりと堪能できました。

家族優先で過ごすのが当たり前の日々の中で、後回しにしていた自分のことを優先できたことが嬉しくもありました。
ショップで鳥獣戯画のグッズを選んだことも、とても楽しかったです。
きっとこの記事を読む方は、家事・育児・介護・仕事などで忙しく、自分のことは後回しという方も多いのではないかと思います。
そんな方は、ぜひ短時間でも一人時間を持って、ご自身が好きなことを堪能してみてください。
ちなみに、この鳥獣戯画展は「アソビュー」でチケットを予約しました。
初心者でも簡単に操作ができ、博物館の入り口でスマホ画面を見せればサクっと入場できたのでオススメです!
以上、参考になれば嬉しいです。
読んでくださって、ありがとうございました。
このブログは、おいしいチョコレートと育児の情報をお伝えするブログです。
アラフォーのはなが、ブログを通じて、同年代の女性たちの暮らしをちょっと楽しく、ちょっと楽にできたらいいなと思っています。
また、遊びに来ていただけると嬉しいです。
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